根幹治療(根っこの治療)

根幹治療(根っこの治療)とは?

根幹治療は大きく2つに分かれます。

•一つ目は抜髄といわれる歯の神経を取る治療です。

•二つ目は感染根管治療といわれる歯の根っこの治療です。

抜髄とは?

感染根管治療とは?

根管治療(抜髄)の成功率について

•基本的に歯の神経をとる抜髄といわれる治療の成功率は高く予後不良になり抜歯することはありませんが、肉眼では歯の神経をとることは大まかには可能ですが取り残しが微妙に残ります。また歯の神経が走っている根っこの管は目に見えないものもあり、痛みは出ませんが今後根っこの先に膿がたまり、時を経て痛みが出てくる可能性が高くなります。

•当院ではより成功率を高めるため肉眼では治療を行わず拡大鏡(5.5倍の心臓外科用)、マイクロスコープ(6~32倍)を保険内診療の範囲で行っております。

•治療中に唾液が根っこに入り感染するの防ぐためラバーダム防湿を行っております。

•日本の歯科診療における根管治療のレベルは未だ世界水準では低いのが現状です。。。当院の根管治療は世界水準に近しいところで行うことを心がけております。

感染根管治療の成功率について

•感染根管治療の成功率は50%を切り成功率が低いとされております。

•その原因はラバーダムの未装着、肉眼での治療を行っているからです。

• 痛み自体を取る対症療法は簡易的に行えますが、痛みの原因を取る根治療法は難しいとされており今日の診療では対症療法が多く行われております。当院では根治療法をできる限り行い抜歯のリスクの低減に努めてまいります 。

拡大鏡

マイクロスコープ

ラバーダム防湿

このように唾液の侵入を防ぎ根管治療の成功率を飛躍的に上げることが可能です。
治療の失敗の多くが唾液の侵入による感染です。

レシプロ(ニッケルチタンファイル)

•通常リーマーといわれる細い器具を使って根管治療を行いますが、根っこが曲がっているとうまく治療ができない場合が多く時を経て予後不良となる場合があります。

•治療の成功率を上げるためレシプロといわれる曲った根管に対応できる特殊な機材を使っております。

レシプロ(ニッケルチタン)

•他院で抜歯を宣告された湾曲根管治療